歯を白くするテープとは?使い方やメリット・注意点をご紹介します!

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歯のホワイトニングは、歯科医院で受ける施術以外に自分で行う方法があります。ホワイトニング用歯磨き粉や歯専用の消しゴム・マニキュア・テープなどが、自宅で行える方法の代表例です。その中でも、ホワイトニングテープは歯に貼るだけなので、簡単に白くできる方法でしょう。

これから、ホワイトニングテープの使い方やメリット・注意点などをご紹介します。

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ホワイトニングテープとはどのようなもの?

歯の白くしたい部分に貼るだけでホワイトニングできるシートを、「ホワイトニングテープ」といいます。テープの中に漂白剤が含まれていて、歯に貼ると、成分が浸透していく仕組みです。アメリカではホワイトニングをする時の選択肢として、市場に多く流通しています。

日本では強い成分という理由で認可されていないため、ドラッグストアには置いていません。よって、個人輸入やインターネット通販で購入することが必要です。ホワイトニングテープの価格は、商品や販売会社によっても異なりますが、20日~30日分で7,000円~1万円になります。

ホワイトニングテープの成分は、「過酸化水素」です。歯科医院で行われるホワイトニングにも使用されている薬剤ですが、ホワイトニングテープ用は、素人でも取り扱えるように成分が薄まっています。過酸化水素は、歯の表面に付着した汚れを浮かせることが特徴です。

歯の表面に過酸化水素が付くと、化学反応が起こり、着色物質を分解して減らしていきます。歯科医院で行われるオフィスホワイトニングは、濃度が高い過酸化水素を塗布し、化学反応を強めるために光を当てます。一方、ホワイトニングテープに光を当てる作業はありません。

オフィスホワイトニングよりも効果は弱くなりますが、徐々にホワイトニングすることが可能です。

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ホワイトニングテープの使用方法とは?

ホワイトニングテープを使う前には、歯の表面が綺麗になった状態で行うことが大切です。歯磨きやうがいをして、食べカスや歯垢などを除去してから行いましょう。ホワイトニングをしたい部分を決め、そこに合わせてテープを貼ります。

テープを貼る時には、ムラができないように注意することが必要です。また、テープを貼ってから30分はそのまま放置するため、自宅で用事がない時にしましょう。貼る時間帯に決まりはありませんが、テープをはがした後に食事をしない方が効果は高まります。

よって、夕食後や就寝前に行うことが多いです。ホワイトニングテープを貼ってから約30分後、ゆっくりとはがします。はがした後は、歯磨きやうがいをしましょう。過酸化水素の成分が口腔内に残っていると、歯の知覚過敏や歯肉の炎症を引き起こす可能性があります。

また、テープを貼った後は歯の表面が敏感になっているため、強い刺激を与えないことが大切です。テープを使用した後は、歯の表面にある「ペリクル」という膜がはがれ、色素が付きやすい状態になっています。膜が再生するまでの半日~1日は、カレーライスやワイン・コーヒー・ぶどうジュースなどの着色しやすい食べ物は控えましょう。

そして、炭酸飲料や酸性食品は歯がしみやすくなるため、避けるのが望ましいです。

ホワイトニングテープのメリットとは?

ホワイトニングテープのメリットは、自宅で気軽にホワイトニングができることです。歯科医院へ行く場合、診察を受ける手間や料金がかかってしまいます。歯科医院のホワイトニングは自費治療なので、ホワイトニングテープの方が安価にできるでしょう。

また、自宅で行うホワイトニング方法として、歯磨き粉やマウスウォッシュ・消しゴムなどもありますが、それらよりも早く効果を実感しやすいのがメリットです。そして、歯科医院で使う成分と同じ過酸化水素を使用しています。

着色物質が分解されて白くなり、即効性や効果の持続性が期待できるのも、ホワイトニングテープの特徴です。

ホワイトニングテープを使用する時の注意点とは?

ホワイトニングテープを使用する時には、決められた時間を守ることが大切です。一般的には30分とされていて、それより長く使用することは控えましょう。長時間、テープを貼っていると、歯の表面が敏感になり過ぎて、知覚過敏を引き起こしてしまいます。

また、歯質が薄い人だと、神経自体に影響を及ぼしてしまうのです。決められた時間内であっても、痛みや違和感があった時には、テープをはがしましょう。痛みは徐々に落ち着いていきますが、続く場合には歯科医院へ相談することが必要です。

鎮痛剤の処方やシミ止めを塗布するなどの対処をしてもらいます。貼り方があいまいだと、ホワイトニングの効果がまだらになるため、注意が必要です。テープを貼った時に空気が入ると、その部分には成分が浸透しません。

まだらになってしまうと、見た目が悪くなるのです。まだらにホワイトニングすると、その後、均一に戻すことが難しくなってしまいます。よって、初回のテープを貼る時から、空気が入らないように貼ることを意識しましょう。

さらに、歯並びが悪い部分は上手にテープを貼ることができません。歯並びが悪い場合、ホワイトニングテープが適用外になることもあります。歯の神経がなくなった歯は、歯の表面が灰色に変色する場合があります。その灰色の変色には、ホワイトニングテープは効きにくいです。

また、治療で詰めたレジン剤にも効きません。よって、ホワイトニングテープをする前には、歯の状態を確認してから行いましょう。虫歯や治療歴がない歯には、効果が期待できます。

ホワイトニングをする前は、歯科医院へ行ってみよう!

ホワイトニングテープは自宅で好きな時間に行えるものですが、初めて使用する前には歯科医院を受診するといいでしょう。ヤニや茶シブなどの汚れもあります。これらは歯科医院で行うスケーリングや歯面研磨で綺麗にすることが可能です。

茶シブなどが付いていると、ホワイトニングテープの成分が浸透しにくいため、事前に除去しておきましょう。治療している歯には、ホワイトニングテープは使えません。虫歯などで穴があいている場合、そこから過酸化水素が入り込み、激痛を引き起こすこともあるため注意しましょう。

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ホワイトニングテープについて知り、正しく使おう!

ホワイトニングテープは歯科医院でも使う過酸化水素という成分が含まれています。よって、ホワイトニング効果の即効性や持続性が期待できるでしょう。ただし、日本のドラッグストアでは販売していないため、ネット通販などで購入することが必要です。

また、正しい使用方法や使用時間をしっかりと理解した上で、使うようにしましょう。

関連(湘南歯科クリニック(大阪心斎橋院))https://www.sbc-dental.com/clinic/osaka/